パトリシア・コパチンスカヤ & ファジル・サイ
https://gyazo.com/026b9789a64d6ccbabcfb01200818086
2008年録音。コパチンスカヤのベートーヴェン、ヴァイオリン協奏曲です。二つのロマンスに、作品番号のないハ長調の断章をあわせています。
ベートーヴェンの協奏曲は2007年のデビュー盤に続く第二段のものです。二作目にして、三大ヴァイオリン協奏曲を取り上げるのも豪胆です。新しい感覚に満ちた、人によっては眉をひそめるであろう演奏は、よく言えば自由度が高い。奏者の感性が全編に満ちたものとなっています。使用楽器はガット弦に張り替え、ヘレヴェッヘ指揮のシャンゼリゼ管弦楽という時代楽器を使用した時代楽器を使用しています。時代考証をとりいれた衒学的なものではありません。前衛的にさえ聞こえる奏者の感性は演奏自体に引き込む内容です。
カデンツァはピアノ販に基づいたものでコパチンスカヤ自身が作成しました。ガット弦、時代楽器の奏法に馴染むために、後半では管弦楽パートに混じって弾くことも行いました。時代楽器のものでも新しい感性に対応することができるものです。
2009
ベートーヴェン
https://open.spotify.com/album/4uTHfT2cC2RZE6rNJ57xda
コパチンスカヤの録音はファジル・サイとの共演にはじまりました。ベートーヴェンのクロイツェル・ソナタに、ラヴェルのソナタ、バルトークのルーマニア民俗舞曲という組み合わせでした。
2008
ベートーヴェン
ラヴェル
バルトーク
ファジル・サイ
https://open.spotify.com/album/2dmjr8coBiKHeCwhWB8r3h
同じ組み合わせのもと2022年にはブラームス、ヤナーチェク、バルトークの作品を取り上げています。古典的な曲目と、モダンを組み合わせるという趣向のものでした。
2022
ヤナーチェク
ブラームス
バルトーク
https://open.spotify.com/album/6MvrZWeBsmHzEsdE9o4L6O